アウトからインへ

インバウンドマーケティングという言葉が少しずつ広がりをみせています。このインバウンドマーケティングは従来のマーケティング手法である、アウトバウンド型の対義語として捉えられていますが、では具体的にどのようなものなのでしょう。

これまでのマーケティングはアウトバウンド型が主流でした。これはダイレクトメールやマス広告、あるいはテレマーケティングやサイトのバナーなど、顧客への猛烈なプッシュが特徴のものです。言うなれば、訪問販売員が自宅へやってくるようなもので、アウトバウンド型は、買う気のない顧客にとってはアレルギーとなっている場合が少なからずあります。

こうした押しの強い手法により、その企業のイメージは著しく損なわれ、顧客からの信頼を得られにくくなってしまいます。今の消費者は、余計なものを買うという考え方を持っていません。必要なものだけを、買うという考え方なのです。そのため、いくらアウトバウンド型で購買意欲を煽っても、欲しくないものには誰も心を動かされないのです。逆に、欲しいものがあれば、多少の面倒も厭わず、消費者はどうにかしてでもそれを手に入れようとします。ここに目を付けたのがインバウンドマーケティングなのです。